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論文

Restoration of the natural $$E(1/2^+_1)-E(3/2^+_1)$$ energy splitting in odd-K isotopes towards $$N=40$$

Sun, Y. L.*; Obertelli, A.*; Doornenbal, P.*; Barbieri, C.*; 茶園 亮樹*; Duguet, T.*; Liu, H. N.*; Navr$'a$til, P.*; Nowacki, F.*; 緒方 一介*; et al.

Physics Letters B, 802, p.135215_1 - 135215_7, 2020/03

 被引用回数:27 パーセンタイル:95.03(Astronomy & Astrophysics)

カリウムは陽子数が19であるため、その$$1/2^+_1$$, $$3/2^+_1$$状態はそれぞれ陽子の$$s_{1/2}$$, $$d_{3/2}$$軌道の空孔状態によって支配されている。その中性子数を$$N=20$$から増やすとこの2つの準位のエネルギー差$$E(1/2^+_1)-E(3/2^+_1)$$は大きく変化することが知られており、中性子過剰核における殻進化と呼ばれる現象のプロトタイプとなっている。これまで$$E(1/2^+_1)-E(3/2^+_1)$$$$N=30$$まで知られていたが、この研究では、理化学研究所RIビームファクトリーにて、カルシウム同位体からの陽子ノックアウト反応によって$$^{51,53}$$Kの励起状態を生成し、そこからの脱励起ガンマ線を測定することによって、$$N=32, 34$$における$$E(1/2^+_1)-E(3/2^+_1)$$を測定することに成功した。歪曲波インパルス近似計算と実験で得られた断面積の比較から、$$1/2^+_1$$, $$3/2^+_1$$状態は空孔状態によって支配されていることを確かめた。$$E(1/2^+_1)-E(3/2^+_1)$$の値は$$N=28$$で最小となり、そこから中性子数を増やすとともに増大することがわかった。これは、中心力とテンソル力による殻進化描像にしたがった振る舞いである。

口頭

Shell-model study for the $$Asim 130$$ region

宇都野 穣; 清水 則孝*; 本間 道雄*; 大塚 孝治*

no journal, , 

原子核の質量数が増えるにつれ、原子核は集団性が増し、形の自由度が重要になってくる一方で、一粒子運動との結合によって複雑かつ興味深い核構造も出現する。こうした核構造を記述するため、この講演では質量数130領域における大規模殻模型計算の結果を報告する。特に、テンソル力による陽子$$h_{11/2}$$軌道の一粒子エネルギーの変化および$$^{128}$$Csにおけるカイラルバンドを採り上げる。前者については、アンチモン同位体で知られている$$11/2^-$$準位の変化が、確かにテンソル力に起因した陽子$$h_{11/2}$$軌道のエネルギー変化によるものであることを確かめた。後者については、まだ予備的な結果ではあるが、$$^{128}$$Csで知られている特徴的な$$M1$$遷移の様子を再現することに成功し、原子核におけるカイラルバンドの有無を今後議論できるようになったということを報告する。

口頭

Large-scale shell-model approach to nuclear collective motion

宇都野 穣; 清水 則孝*; 角田 佑介*

no journal, , 

原子核の多体相関を取り扱うための手法として、殻模型計算は50年以上の歴史をもつ。初期は軽い原子核のみ取り扱うことが可能だったが、近年、大規模数値計算の発展に伴い、非常に中性子過剰な原子核や中重核への適用も進んできた。本招待講演では、その質量数のフロンティアとして、陽子,中性子数が50から82までをカバーする大規模殻模型計算で得られた知見を報告する。一つは、スズ同位体で見られるエネルギー準位の変化を解析した結果であり、テンソル力による原子核の殻進化が重要な役割を果たしていることを示す。もう一つの話題として、磁気回転として知られている強いM1遷移をもつバンド構造の解析を取り上げる。殻模型で得られた多体波動関数を解析した結果、従来知られていたshearsメカニズムの他に、陽子の角運動量がストレッチしてできる新規なM1バンドが存在すること指摘する。

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